フエスタ・ミューザ川崎2012読売交響楽団 [音楽時評]
7月29日,新百合ヶ丘駅近くのテアトロ・ジーリオ・ショウワ(昭和音楽大学ホール)に,フエスタ・ミューザ川崎2012の読売交響楽団の演奏会を聴きに行って来ました.
ネット上の案内では新百合ヶ丘駅徒歩1分とありましたが,不動産屋さんよりひどい表現でした.
しかし,馬蹄形で3階まである1367席のホールには,ちゃんとエレベーターが設置されていました.かなり音響効果も良かったと思います.
ただ,出演予定だったヴァイオリンの松田里奈さんが体調不良で,1990年にロン・ティボー・コンクールで優勝歴を持つ小林美恵さんに交替したことを会場に到着して初めて知りました.
出演:指揮者:梅田俊明
ヴァイオリン:小林美恵
コンマス:鈴木理恵子(女性だったので推定)
プログラムは,
シャブリエ: 狂詩曲「スペイン」
サラサーテ:カルメン幻想曲
「スペイン舞曲集」よりアンダルシアのロマンス
ツィゴイネルワイゼン
ビゼー: 歌劇「カルメン」組曲より; 第1幕への前奏曲,アラゴネーズ.衛兵の交替.
ハバネラ,セギティーリャ,闘牛士の歌,間奏曲,アルカラの竜騎兵,
ジプシーの踊り
でした.
休憩なしの1時間10分の演奏会で,アンコールもなしでした.
まあ,夏の名曲コンサート,スペイン中心,を気軽に聴いて楽しんだということで,演奏内容をとやかくいうことはやめにしますが,小林美恵さんは最近ツィゴイネルワイゼンをレコーディングされたそうで,この演奏がたいへん情熱的で盛り上がりがあって良かったと思います.
東京および近郊のオーケストラが参加し,川崎をフランチャイズとする東京交響楽団が7/28のオープニングと8月12日のフイナーレを担当して,その間入れ替わり立ち代りで続いていますから,川崎近辺の方は,ご自由な選択で聴けますから,お薦めしておきたいと思います.
お問い合わせは,ミューザ川崎で良いようです.