浜離宮朝日ホール:N響メンバーによる室内楽2011 [音楽時評]
11月22日,浜離宮朝日ホールにNHK交響楽団めんばーによる室内楽シリーズ2011を聴きに行ってきました.「弦楽アンサンブルの愉楽」III と題されていました.
このシリーズはNHK交響楽団の第1コンサートマスター,山口裕之さん,実際には第2ヴァイオリンの首席の位置に座って演奏している人,が主宰する室内楽コンサートの1つです,他にも毎年の東京・春・音楽祭に毎年,N響団員によるクァルテットとして出演されていますし,N響以外のメンバーも加えた「さくら弦楽四重奏団」などもしゅさいしておられるようです,
今夜のメンバーは全部で16人でした.
コンサートマスター:山口裕之
第1ヴァイオリン:大林修子,木全利行,小林玉紀,中村弓子
第2ヴァイオリン:永峰高志,俣野賢仁,平野一彦,山田慶一
ヴィオラ: 小野聡,谷口真弓,御法川雄矢
チェロ: 木越洋,西山健一
コントラバス: 吉田秀,本間達朗
でした,
プログラムは,北欧の名曲集と銘打たれていて,
ニールセン(1985~1931): 小組曲 Op.1
ブリーグ(1843~1907): 2つのノルウェーの旋律 Op.63
シベリュース(1865~1957) ロマンス ハ長調 Op.42
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タグ・ヴィレーン(1905~1986?): 弦楽のためのセレナード Op.11
シベリュース(1865~1957): 組曲「恋人」 Op.14
ブリーグ(1843~1907): 組曲「ホルベアの時代より」 Op.40
でした.
ひとつひとつの説明は辞めますが,この弦楽グループの音の美しさに感嘆し,酔いしれる感じでした.特に,山口裕之さん,大林さん,永峰さん,小野さん,木越さん,吉田さんのソロ・パートの流麗さは素晴らしかったです.
なお,山口さんが曲目の解説をしたなかで,シベリュースの「ロマンス」は,かの有名な交響曲第2番と作品番号が1番違いだというのには,「なるほど」と納得モノでした.
アンコールに.グリーグの「2つの悲しき旋律」の1つが合奏されました.
来年の次回が楽しみです.