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サイトウキネンはチケット払い戻しに応ずべき [音楽時評]

松本市のサイトウキネン音楽祭で,8月 21,23,25,27 日に,バルトークの全1幕オペラ(58分)「青ひげ公の城」を,沼尻竜典指揮の同じくバルトークの全1幕のバレー「中国の不思議な役人」の後,休憩後に,指揮するはずだった小澤征爾が,21日だけは」ちゃんと振ったようですが,23日,25日と続けて1時間半前になって休演を決め,ずっと小澤征爾にくっついていた音楽スタッフ,ピエール・ヴァレーが代わって指揮したそうです.

昨年は小澤征爾の7分間の指揮で誤魔化して,チケットの払い戻しをしなかったサイトウキネン財団を,私は強く批判しましたが,今回の23,25両日の1時間半前という直前になっての指揮者交代は,音楽界の常識に反するまったく非礼なやり方です.

急激な気温の低下と疲労から軽い肺炎と脱水症状に陥ったのだそうですが,松本市内の借家で臥せっていて,23日はドクター・ストップ,25日は医師はOKしたのに本人が起き上がれずに休演したと報じられています.
サイトウキネン以前から,夏冬は,奥志賀高原でホテル住まいをしてきた小澤征爾には俄に信じがたいことですが,大病後と寄る年波というべきなのでしょうか.

あと1日,27日については,全国新聞紙上に既に2日休演したことを明記し,代役の可能性があるから,希望者には払い戻しに応ずると広告を掲載すべきだと考えます.

同様の新聞広告は,9月上旬に予定される北京,上海公演についても,ピエール・ヴァレーが代役を務める可能性があることを明記し,その場合の希望者へのチケット払い戻し手順を掲載すべきだと考えます.

小澤征爾を世界的指揮者などと神格化して誤魔化すのではなく,きちんと一流音楽家としてのけじめをつけるべきだと考えるモノです.

追記: メールをいただいて,小澤征爾の弟さんがサイトウキネンを追っかける中国ツアーなるモノを計画されているそうですが,これも小澤征爾が代役に代わる可能性があることを応募者に通知して,希望者には払い戻しに応ずべきです.


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