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サントリーホール:都響プロムナード・コンサート [音楽時評]

7月10日,東京都交響楽団のプロムナード・コンサートを聴きに行ってきました.            小泉和裕指揮で,いわゆる名曲コンサートのプログラムを,気軽に楽しむことが出来ました.

そのプログラムは,                                                    シューベルト: 交響曲第7番 ロ短調 D759 「未完成」                            モーツアルト: ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364  
                        Violin:四方恭子,Viola:鈴木学                                       ※※※※※※※※                                                                           シューマン:   交響曲第1番 変ロ長調 作品38 「春」                            でした.

未完成はあまりにも有名な曲ですが,小泉さんは,この優美な曲をかなりメリハリをつけて好演してくれました.

モーツアルトの協奏交響曲は,私はかねて天国的美しさを持った名曲と呼んできましたが,今日のソリスト2人がいずれも芸達者だったこともあって,たいへん美いく流麗な演奏を聴かせてくれました.とりわけ,第2楽章の両ソリストの美しい対話はまさに絶品でした.

シューマンの交響曲「春」は,プログラムによると,わずか1ヶ月ほどの作曲当初は,「春の始まり」「夕べ」「楽しい遊び」「春たけなわ」といった楽章ごとの表題がついていたことから「春」と称されるようになったといいますが,たいへん浮き浮きするようなメロディ,リズムに恵まれた曲で,緩ー緩ー急ー急の4楽章が見事に盛り上げられて締めくくられました.都響のレベルの高さを示す好演だったと思います.

本来はこれで夏休みのシーズンオフですが,今年はNew York Philharmonic のMusic Director, Alan Gilbert 指揮の特別コンサートが7月18日に予定されているのが,たいへん楽しみです. 


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