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サントリーホール:都響B定期,ウォルフ指揮 [音楽時評]

6月15日,サントリーホールに東京都交響楽団B定期を聴きに行ってきました.指揮はイギリスのウォルフ,ピアノに若林顕,そしてオーボエの楽団員,南方総子が,イングリッシュホルンのソリストとして出演していました.

プログラムは,                                                                    ブラームス:  ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83  若林顕ピアノ 
       ※※※※※※※※                                                                                                       オルウイン:  秋の伝説-イングリッシュホルンとオーケストラのための 南方総子イングリッシュホルン 
シベリュース: 交響曲第7番 ハ長調 作品105
でした.

私のブラームス好きの好みによるものでしょうが,4楽章構成のピアの協奏曲第2番は,ピアノとオケの協奏のやりとりが余りしっくりといっていた感じがしませんでした.もっとダイナミックに渡り合って欲しいところで,ピアノがオケに押されていました.はっきりいってミスキャストだったのではないでしょうか.長岡(伊達)純子さんとNHK交響楽団の何年も前の協演を思い出していました.

「秋の伝説」は南方総子さんの長めのバリトン・イングリッシュホルンのたいへん落ち着いた響きが,弦楽合奏とたいへん調和していて,なかなかの好演でした.

シベリュースの1楽章構成の第7交響曲は,作曲者の最後の交響作品で,1楽章構成ですが,オーソドックスな4楽章構成と違って,交響詩のようにユニークな変容を見せて,これもたいへんな好演だったと思います.


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