JTアートホール:堀米ゆず子;Beethoven室内楽の極み [音楽時評]
4月20日,JTアートホールに,堀米ゆず子を中心とした「ベートーヴェンの極みⅢ」とタイトルされた室内楽を聴きに行ってきました.
プログラムと出演者は,オール・ベートーヴェンで, ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」:野平一郎,堀米ゆず子,山崎伸子 ※※※※※※※※
弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127:堀米ゆず子,山口裕之,川崎和憲,山崎伸子
でした.
2曲ともたいへん有名な曲ですが,作品番号から見て,その最後が135ですから,後半生に作曲されたもので,特に127は晩年といえるのでしょうか.
常設のトリオやクァルテットではありませんが,いずれも日本を代表する演奏者が揃っていましたから,ミス・タッチがなかった訳ではありませんが,一級の名演奏でこのそれぞれ4楽章構成の名曲2曲を,JTアートホールのこぢんまりとした響きの良い会場で聴くことが出来,大いに堪能したコンサートでした.
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