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シャネル:鳥山明日香ピアノ・リサイタル [音楽時評]

9月5日,シャネルに鳥山明日香さんのピアノ・リサイタルを聴きに行ってきました.                                                                                                                                                      前回同じシャネルで聴いたときに,やや小振りのシャネルのスタインウェイに慣れることを奨めましたが,今回は余程改善されていました.小さなホールですから,弱音を押さえておいて,強音を強調し,響きの悪い高音部はできるだけ強打しないように注意を払っていたと思います.                それが功を奏して,今日はかなり自分の意図した音楽を奏でられていたと思います.もともとテクニックは優れた人です.

今日のプログラムは,なかなか多様性を盛り込んで,                             プーランク:    3つのノバレッテより第1番 ハ長調                                     ショパン:     バラード第4番 ヘ短調 作品52                                                         ドホナーニ:    狂詩曲 作品11
                 ※※※※※※※※                                                                       グバイドリーナ: シャコンヌ                                                 ドビュッシー:   前奏曲集より 「亜麻色の髪の乙女」,「沈める寺」,「花火」              でした.

短い曲は省略して,ショパンとドビュッシーに絞って感想を述べますと,                  ショパンは前回のバラード2番よりずっとまとまったバラード4番で,ショパンそして自分の構想力を十分に生かせた演奏でした.大型のスタインウエイのホールでも他に負けない演奏になると信じます.

ドビュッシーも,ショパンほどではありませんが,それぞれの曲の特徴をよく押さえて,自分の個性的な演奏が出来ていたと思います.

ただ,1点,クレームをつけますと,いくらアンコールだからといって,バッハの弦楽曲「G線上のアリア」を弾いたのはいただけませんでした.編曲版など使わず,いくらでもオリジナルなピアノ曲が選べたはずだからです.

これからの活躍を祈ってやみません.

 

                                               

 


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